学びやすくなったプログラム

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日本の国際競争力が低落傾向の中、所得格差や非正規雇用、高齢ニートの出現、女性非正規の増大などが問題となり、少子超高齢化社会の到来の中で、成長分野の労働力移動を促すため、「女性」「高齢者」「長期ニート経験者」など、これまで正規かつ長期の就労が難しかった人たち、あるいは古いスキルからアップデートしていない人たちを伸ばし、様々な社会経験を武器にして日本を支えてもらう必要が出てきました。
そのため、「大学」「短期大学」「専門学校」などの門戸を低くして、また給付制度を充実して、社会人の学びやすい環境づくりが進められています。

政府が進める、社会人教育制度―あなたも利用しないと損

政府が進める、社会人教育新制度

1.履修証明プログラム

科目等履修生制度や公開講座等を活用して、その教育研究成果を社会へ提供する取組が行われてきたところですが、より積極的な社会貢献を促進するため、学生を対象とする学位プログラムの他に、社会人等の学生以外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)が開設されました。

履修証明プログラム詳細解説

2.職業実践力育成プログラム

社会人を対象にした実践的・専門的な課程。正規課程と60時間以上の体系的な教育で構成されており、高度かつ専門的な知識・能力を「大学の確立されたプログラム」「企業との実践的な連携教育」「実務家教員の講座」を通じて得ることができます。

職業実践力育成プログラム詳細解説

3.キャリア形成促進プログラム

「キャリア形成促進プログラム」とは、社会人の学び直しを推進するため、専門学校における社会人の職業に必要な能力の向上によるキャリア形成を図る機会の拡大に資するプログラムを文部科学大臣が認定するものであり、平成31年4月から開始されました。

キャリア形成促進プログラム詳細解説

4.ハロートレーニング、その他公的制度

実質無料の職業訓練で、雇用保険に加入していた人の公共職業訓練と、フリーターや非正規雇用対象の求職者支援訓練の2種類のプログラムがあります。後者は給付金と交通費の支給を得られます。

大学・短大・専門学校その他の制度整備

政府が進める、社会人教育新制度

1.正規講座

正規講座は大学や短期大学、専門学校の学位が取得できる課程。つまり高校生の多くが進学するのと同様なカリキュラムを受けることができます。もちろん、社会的にはそれぞれ「大学卒」「短期大学卒」「専門学校卒」という扱いになり、そういった学歴を持っていないと取得できない資格の受験資格も得ることができます。昼間課程、夜間課程、通信課程などがあり、奨学金が設定されている場合もあります。

正規講座詳細解説

2.科目等履修生

資格などを取得する際に、単位が足りない場合は改めて該当する単位を取得する必要があります。例えば「教員」になるためには、取得しなければならない単位が決まっていますが、教職を持っていない人が改めて教員になる場合や別の教科の教員資格を得る場合には、不足する科目を履修する必要があります。

科目等履修生詳細解説

3.社会人対象コース

「キャリアアッププログラム」や「エクステンションセンター」など、社会人のスキルやキャリアアップ、資格の追加を対象とした講座が、大学や専門学校、大学院に設置されている場合もあります。授業形態は様々。「昼間」「夜間」だけではなく、早朝や週末などにコースが組まれていたり、完全リモートで行うもの、通信教育などがあり、仕事をしながらの生活時間に合わせています。また、ゼミやフィールドワークなどを行う場合もあります。

社会人対象コース

4.公開講座

大学のキャンパスや各種のホールを利用した市民向けの、誰でも参加できる講座です。資格習得や学位取得などを対象とした本格的な講座より、非常に手軽に参加することができます。

公開講座